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家を建て替えるということ

私の父親はサラリーマンで転勤族だったので

子供の頃はあちこちの県の社宅を転々としていた。

父が定年を待たずこの静岡で中古の家を買った。

それが私が中学生の時。

手狭な社宅住まいが長かったため

家の中に階段がある、弟と別の子供部屋がある、

それだけで夢のようだった。

それから10年後に結婚し、今住んでいるこの家に来て31年。

築年数40年で老朽化が進んでる上に地盤が沈下しつつあり、

傾きが酷い。引き戸の玄関は自動ドア状態だし、

襖は上と下とで2cmほどの隙間があり、北向きの居間は極寒。

ビー玉がズッパで転がるのは当たり前。

これほどの傾きは、まぁ言ってみれば半壊レベル⁇

3人の子供達もそれぞれに所帯を持ち、長男夫婦は

敷地内の離れに住んでいる。

その離れは私たちが結婚する時に夫の両親が建ててくれたもの。

そちらは築30年で増築部分はまだ新しいので

そのまま残して義母が住む事にし、母屋だけを取り壊して

地盤を固め、二世帯住宅を建てる事となった。

夫は大工で、ザッと100軒以上の人様の家ばかりを建てて来た。

世間で言うところの定年まであと僅かとなった今、

身体が動くうちに自分の住む家を建てたい、と言う事で

何となく動き始めた。 この業界は実際に定年はないので

働けるうちは頑張って働いてもらう事として。

家を建てるにあたり、まず手始めに間取りの勉強。

夫は数多くの物件を手がけて来て、さぞや間取りについては

拘りがあるだろうと思いきや、いまだに自分の住む家としての

理想の間取りには出会っていないらしい。

実際の家は人が住んでるので、参考にするのはマイホームセンター。

とはいえあれは、最高級の材料を使って

有り得ない広さの間取りになってるわけで、

あの通りの家が建つと思ったら大間違いと心得ての見学。

たくさんのハウスメーカーの間取りを見せてもらえるよう

夫が大工ということは内緒…

夫が仕事してるハウスメーカーで叩き台として間取り図を

出してもらい、それを踏まえて希望の間取りや

どうしても入れ込みたいスペースなどを個々に挙げ、

それらを極力盛り込んでおぼろげに設計図は出来て来た。

母屋の解体は友達の旦那さんがザッと見積もってくれる、

ということで日曜日なのに早速見に来てくれた。

その方の伝で地盤工事の業者さんも紹介してもらえそう。

こうした人との繋がりで建て替えが進むのはとても嬉しい。

ほかの友達の旦那さんに設計士さんもいるので、

ハウスメーカーを通さずに夫が全て自分で建てると言った場合は

その方にも頼もうと思っている。

共有スペースとしては互いの客人を通す和室と玄関。

息子夫婦の希望としては、その二つを繋げて土間を作り、

友達が来たら玄関から土間を通って和室に上がってもらいたい、

といった思いがある。

マイホームセンターで見た料亭みたいなその空間に一目惚れ

したらしい。という私もその贅沢な空間に一目惚れ。

床の間に丸い障子を張るなど、息子夫婦のこだわりの空間にしたいらしい。

私は更に土間の突き当たりに水屋を設け、

和室は炉を切って茶室としても使えるようにしたいと思っている。

普段は客間、あるときは茶室、またある時は娘一家の居室として。

いずれ私が書の師範となった暁にはそこで小ぢんまりと書道教室も

できるようにちょっと広めの和室を作っておきたいなぁ、と。

あとは間取り図を完成させて、契約したらgo〜!かな。

屋根、壁、床、水回り、窓、電気、カーテンなどなど

ひとつひとつ選ぶのもまた楽しそうだなぁ。

稼げるうちは私たちでローンを返済して、リレー方式で息子にバトンタッチ。

まさかこんな夢のような事が生きてるうちに訪れるだなんて。

有り難くて、幸せで、もったいない。

この大きな買い物のための時間を息子夫婦と一緒に大いに楽しみたい。

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