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晩秋の旅 ~奈良・大阪・神戸

ゆっくりと目覚め、夕べコンビニで買っておいたおにぎりなどを朝食に

のんびり支度をして娘とふたり奈良西大寺のアパートを出た。

「西大寺に寄ってみる?」

そういえば昔々奈良で過ごした2か月間にも一度も訪ねてみたことがなかった。

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なにやら近くの幼稚園の鼓笛隊の子供たちがわっしょいの掛け声とともに

演奏などをしていた。この本堂の前の舞台らしき中庭ではこの日の前日まで

市川海老蔵さんの奉納の舞が行われていたらしい。

 

西大寺 市川海老蔵奉納舞踊特別公演 10/31~11/1

 
約400年前の宝暦4年、西大寺の愛染明王坐像の江戸出開帳を拝観した

二代目市川團十郎が、愛染明王をかたどった隈取で『矢の根』

(後に歌舞伎十八番となる)を演じたところ、大当たりしたといいます。

市川家ゆかりの西大寺で、当時の上演記念に中村座から寄進された

「矢の根」絵馬の特別開帳や、

西大寺僧のお話から歴史をうかがいつつ、市川海老蔵の華麗な舞踊を

お楽しみいただきます。

(以上、検索によりヒットしたサイトのコピペ)

残念・・・一日早く知っていれば見たかったなぁ・・・

 

西大寺から電車に乗り近鉄奈良駅で降り、興福寺へ

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散歩の犬よりもずっとたくさん見かける鹿たちと触れ合いながら

この時期だけ公開の興福寺 北円堂御本尊の弥勒如来を見に行った。

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北円堂の佇まいはとても美しかった。

弥勒菩薩に会う旅としてやってきた今回、

弥勒菩薩にも坐像、半跏思惟像とあり、菩薩でなく如来、となると

もうそれはそれは別人??

やっぱり広隆寺の半跏思惟像の美しさは格別だと感じた。

 

興福寺から猿沢池へ

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竹茗堂のうす茶糖みたいな色合いの池水には何か謎の生命体の存在を

感じずにはいられなかった??

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魚七分に水三分??そうでもなかった。

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こんな伝説が池のほとりに書かれてあり、ゆっくりと読みながら

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逆さ五重塔などに心奪われながら

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鳩の水浴びを見るのは生まれて初めてだね~、などと娘と見入ってみたり

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こんなのを読みながら、歌枕直美さんの「明日香風」を口ずさむ。

 

采女の袖吹き返す明日香風 都を遠みいたづらに吹く

 

 

この歌が詠まれた場所なのだろうか・・・などと思いつつ。

猿沢池をあとにし、お土産屋さん通りをゆっくりと散策。

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お土産屋さん通りのハナミズキの紅葉とその実が青空に映えて美しかった。

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このお店には今回の目的の一つでもある木彫りの仏像もたくさんあった。

でもなかなか良い弥勒菩薩には出会うことはできなかった。

この通りのお土産屋さんにはたくさんのこういったお店や茶道具、書道具

などのお店が軒を連ねていて、茶杓、湯杓、抹茶茶碗、棗などが日用品の

ように売られていて、筆も普通の太筆や細筆だけではなく、竹筆、羽筆、

柄が陶器でできている筆など、その道の人たちが多く足を運びそうな、

品ぞろえの良いお店がいっぱいで、この通りだけで一日過ごせそうと感じた。

京都はどちからというと外国や他府県から来る人たちの受け狙いなお土産屋

さんが多かった気がするけれど、奈良は違う。いつか住んでみたいと感じた。

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書を始めてから欲しいと思っていた硯箱を古物店にてget~!

春峰という方の手描きの品らしく花は鉄線。花芯には青蝶貝をあしらってあり

一目惚れしてしまった。

お店の前で焼きたてのお煎餅やつき立ての豆大福などを売るお店があり、

そんなのを買って食べ歩きながらお昼ごはんを食べることなく駅へと向かう。

関西線の奈良駅から法隆寺駅へ。

途中郡山のあたりを通るとなにやら金魚の看板があちこちに。

「このあたりは日本一の金魚の産地らしいよ」と。

大和郡山のハウス食品奈良工場で2か月間の研修をしていた時には

知らなかったな・・・などと思いながら。

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法隆寺駅からまっすぐに北に伸びる道(国道5号線?)

を歩いて歩いてやっと到着。その時は随分歩いたような気がしていたけど

今、地図をみながらブログを書いていて(大して歩いてなかったんだなぁ)

などとあらためて思う。

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このつきあたりに法隆寺の山門がある。この道は小さな砂利が敷かれており

ふたりともブーツだったのでとっても歩きづらく、途中の切れ間で舗装された

道へと出た。お土産屋さんもちらほらあって目の保養にもなった。

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なんだか時代劇にも出てきそうな風情

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南大門 良い門構えだぁ・・・

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金堂(こんどう)と五重塔 いずれも飛鳥時代

中学の修学旅行のクラス別の写真はこの前で撮られたものだったんだなぁ、

などと。日本最古の木造建築と言われている法隆寺かぁ・・・なんてしみじみ。

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金堂にあがる石段の脇にある木が紅に染まりつつあり美しかった。

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こんな角度の五重塔もまた良いね・・・

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ちょっと高みにある西円堂から望む五重塔

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デデ~~ン!これが全景。

一体どうやってこんな高いものを昔々の人々は作ったのだろうか・・・

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どこからどう撮っても美しい・・・

なぜかフランスからの観光客が多かった。何か響くものがあるのだろうか??

そういえばドイツのルシアも可睡斎に興奮してたっけなぁ、などと。

午後2時を告げる鐘が鳴り、まさにこれこそがあの有名な句

 

柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺

 

柿こそ食べてはいなかったけども

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一見草ぼうぼうのこちらは中宮寺

法隆寺に隣接されていて拝観されている方も意外と多かった。

この下には池があってたくさんの亀がいた。

やはり飛鳥時代の如意輪観音の半跏思惟像は国宝で

エジプトのスフィンクス、レオナルド・ダ・ヴィンチ作のモナリザと並んで

「世界の三つの微笑像」とも呼ばれているらしい。

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池のほとりには会津八一の歌碑があった。

 

み仏のあごとひぢとに尼寺の朝の光のともしきろかも

 

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楓の花? 虫みたいな花?だった。

法隆寺、中宮寺を出てさっきのお土産屋さんに寄り込み「冷やしあめ」

なる飲み物が気になりつつも娘はあんみつ、私は豆腐アイスを食べた。

そのお店の真ん前に発着するバスで法隆寺駅へ戻った。

そこからはどうやって行ったかさっぱり覚えてないけど大阪難波へ着いた。

少し地下街を散策し、これから会う娘のカレシとの待ち合わせ時間を待った。

その日が仕事になってしまった彼氏と何やら連絡をとりあっていた娘。

いよいよだなぁ・・・なんて思いながら散策は気もそぞろだった。

 

土曜日の夜だったので混みあって並ぶだろうとのことで夕飯を食べる予定の

お店で待ち合わせとなった。

お店の名前はおぼろげだけど「味乃家(あじのや)」だったかなぁ??

http://ajinoya-okonomiyaki.com/top/

セットメニューにした記憶があり、このお店とピタッと合うので多分

ここだっただろうと思う。

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はじめて会うのにとっても話しやすく、一緒にいてホッとする雰囲気の

とても好青年だった。ふたりのやり取りを聞くでもなく聞いていると

ふと心が和むそんなひと時だった。ありがとう・・・

 

そこを出てどこをどう歩いたかもさっぱりだけど、ヨーグルトアイスのお店に

行って他愛のないおしゃべりをした。

私としては数時間があっという間でとても楽しく、別れがたかったけど

娘は私が何を言い出すか気が気ではなかったのか、そのあと一緒に地下鉄に

乗って、どこぞの駅で彼を電車に残したまま娘と私は早々に降りた。

もっと話したかったなぁ・・・

降りた駅からその日だけの贅沢と取った煌びやかなホテルへのバスに乗った。

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大阪港の埋め立て地、コスモスクエアに建つハイアットリージェンシー大阪。

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とってもきれいな夜景だった

ヨーグルト食べたいね~とか言って近くのコンビニへ。

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誰もいない場所にむなしくクリスマスイルミネーションが煌めいていた。

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立冬直前とは思えないほどあったかいのとあまりに人がいないのとで

なんだかやるせない光だった。

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こんないろんな意味で高いホテルに泊まるのもめったにないことと

楽しむことに・・・

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滅多に使うことのないiPhoneのパノラマ撮影機能なども使ってみる。

これは翌朝の雨の御堂筋ならぬ、雨のコスモスクエア。

左の方に見えるのがドコモの大阪南港ビルらしい。

ホテルの真下にあるインテックス大阪で何やら催しがあるらしく若者の長い

長い列などをおぼろげに眺めた。

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朝食はバイキング形式だったけどあまり目新しいものはなく、

選ぶほどメニューもなかった。ただチーズが美味しくて飲めないくせして

ワイン欲しくなっちゃうなぁ、などと思った。

ゆっくり支度をして11時ころホテルを後にした。

ニュートラムとやらの中埠頭という駅から電車に乗って堺市駅を目指す。

娘とはわかれて堺市駅に隣接しているベルマージュ堺の与謝野晶子

文芸館へ。その入り口あたりで短歌友の螢子さんと待ち合わせ!

一年半ぶりで二度目だったけどお互いすぐにわかった。

晶子の生涯をたどりながら写真や直筆の歌、書籍、愛用の鏡台や椅子など

じっくりと見ることができた。

文芸館をあとにし、電車で梅田のグランフロント内6Fの紀伊国屋書店へ。

そこでは9月~11月15日まで短歌フェアが開催されているとのことで

うたのわやその他さまざまな場で詠まれたよく知る歌人さんたちの歌に

出会うことができた。

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パラパラめくり気に入った歌集を買い求め、

少しずつ読むとはなしに眺めている。

この他にも折本にできるフリーペーパーがいくつかあって

中牧正太さん、紗都子さんの歌集を頂いてきた。わーい♪

紀伊国屋書店さんには5冊以上購入の方に無料宅配のサービスがある

とのことで家に送ってもらった。さすが商人の町だなぁ~。

旅から帰った日の夜、私より一足あとに届いて感激だった。

 

ちょっと遅いランチをグランフロントの中の回転寿司でとり、神戸へ。

神戸三宮で降り、中華街へと歩く。かすかな雨が降っていたので

やっとすれ違いができるくらいの狭い狭いアーケードを通ってそこに並ぶ

小さなお店を眺めながら・・・。オシャレなものばかりなのに物価が安いのか

それほど高くはなかった。

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中華街というのはやはり電気のせいかネオンのせいなのか横浜と

どことなく似ている気がした。

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なにやらこのそばのお店が行列を作っていた。TVで紹介されたのかなぁ?

神戸牛を何でも食べたいという私のわがままに螢子さんをつき合わせ、

三宮駅のそばにある神戸牛ステーキのお店に入った。

螢子さんはお肉がダメだったらしく申し訳ないことをしてしまった・・・

待ちに待った神戸牛が目が点になるほどちっちゃくて笑っちゃったりもして。

 

いつかまた関西で開催される短歌の会で再会できる日を夢見て別れた。

 

晩秋の旅、二日目、三日目もホントによく歩いたっけなぁ・・・

神戸からはスマホを頼りに娘に教わりながら西大寺へと無事帰り着いた。

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娘がどこぞでもらったというSK-Ⅱの化粧水、なかなか良い。

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