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忘れ去った心

昔々に茶道を習っていた時期がある。

独身の頃勤めていた会社が接遇の一環として会社の中に設けた茶室で

アフター5にみな一様に茶道・華道を習うこととされていた。

子供の頃からしきたり的なものに背く癖のあった私はそんな会社の企みを

断固拒否していた。なぜお茶の点て方なんぞ教わらなくちゃならんのよ?

デートで忙しいのに(全然忙しくない)、などと。

しかしあるとき何かで千利休を知り、茶の道とは人の道・・・みたいなことを

見聞きし心は一変。入会してからは教えに忠実な大変よい子となって

利休の究めた道を心に刻んだ。

その教えがあったからこそたくさんの人たちを慈しんできたというのに

ここのところの情緒不安定がすべてを崩してしまい大切な友の心を

踏みにじってしまった。

5

 

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*茶は服の良きように点て

  ・・・・・ 「服」=一服 飲むこと。お茶は飲む人にとって最高の状態で

      点てなさい。量、濃さ、温度など。

*炭は湯の沸くように置き

  ・・・・・ 炉の下に炭を置くことで初めて湯は沸く。その湯加減がお茶を

      最高の状態で点てられるように炭を置く位置から考える。

*花は野にあるように

  ・・・・・ 茶花に使う花は茶席に邪魔にならぬよう香りのない野の花を

      選びます。香りがないだけに派手に目を引くように生けるなどと

      いうことなく、野に咲くがごとき姿をたった一輪で表現させる。

      ここに華道の教えが融合されます。

*夏は涼しく冬は暖かに

  ・・・・・ エアコンのなかった時代に利休が教えようとしたその心とは

      五感にさりげなく伝う「涼」や「暖」なのでしょう。

      夏なら平茶碗に水を想わせる色や絵をほどこした物を選び、

      冬であれば丸みを帯びた深茶碗の中で点てた茶の湯気が

      ふんわり籠るような物を選ぶ・・・など。

*刻限は早めに

  ・・・・・ 茶席には約束の時間というものがあります。

      その約束の時間に慌てふためくことのないよう十分な準備を

      調えてゆとりを持ってその刻を迎えるということ。

*降らずとも傘の用意

  ・・・・・ 本来の意味はわかりませんが、茶席に招く方が茶を飲むことだけ

      でなく帰り道のことにも心を配る、ということなのでしょうか。

*相客に心せよ

  ・・・・・ 同じ場に居合わせた方に互いに気遣い心を配る。

      「一期一会」でしょう。一生に一度きりの出会いに心を尽くす。

 

このことを最近の私はすっかり忘れ去っていました。

傷つけた人たちへ反省の気持ちをもって利休の言葉を書きました。

                    

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