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短歌 ~6月

乙女子は嬉し恥ずかし夏服の眩しき白き裾気にしをり 09/6/1

紫陽花のはなびら雨にほどけゐし乙女のやうに日毎色づき 09/6/1

夕薄暑何をめざすか子らの目はかっと見開き川面みつめん 09/6/1

あぁ、今夜淡き真白き雪になりたい君の手に乗りそっと融けたい・・・ 09/6/1

時揺れて解けて流れて消えゆくは天と地とに迷ひ術なき 09/6/1

麦の秋深き黄金の波ゆれぬ入り日切なき恋の初風 09/6/2

咲き乱る山百合のやうに恋ひ余し風にかほりを零し運ばん 09/6/2

手探りで言の葉紡ぐ丑三つの闇に浮かぶは月ばかりなり 09/6/4

忍び音の森より聞こゆ夜明け前たれを想ふてなく不如帰 09/6/4

かぎろひのさし初むる野に弾け咲く白百合の白深く澄みゐし 09/6/4

雨待ちてほのか色めく紫陽花のやうにわが胸染まり初めゐし 09/6/4

月みれば心に寄する想ひ出に  床の浦波 裾ぞ乱るる 09/6/5

しとと降る雨に打たれし紫陽花の濃色染むるより艶めきぬ 09/6/5

うたた寝の耳にそぼ降る雨音の愛しき午後は「ひとり」愉しむ 09/6/6

夕暮れのたなびく雲の移ろひに心刻々奪はれ惑ふ 09/6/6

静寂の闇に佇む独り居の窓辺妖しき月宿るらむ 09/6/7

飾りけのない鉛色この空も君住む街へ繋がっている 09/6/7

降り泥む忘れかけてた青き恋 わが胸染めて紅となりぬる 09/6/7

この花はなどか知らねどをりをりに涙まじりの雨と散るらむ 09/6/7

端居して月眺むれば雲隠れため息の果て花ぞ仄見ゆ 09/6/7

恥じらへる雲居隠るる夏の月天つ風吹け姿見たきや 09/6/9

里つつみひと色に染む夕霞ちさき想ひも空に溶かして 09/6/9

清し夜に月を迎へて一献の盃かわし歌をたたへり 09/6/9

梅雨空の鬱陶しさを吹き飛ばす書のやはらかき匂ひ漂ふ 09/6/9

あぢさゐの彩へる雨の季きたる待ち侘びるやうに七変化かな 09/6/9

六歌めは詠めず日付の変更を待ちつ迎えし「時の記念日」 09/6/10

雨音にぎゅっと抱かれて眠る夜は 滾つ心をそっと隠して・・・ 09/6/11

もどかしきかの心根の程知れず 闇の忍び路ひとり彷徨ふ 09/6/11

ひとり夜に猫の背にも取り縋る夢か現か枕辺の君 09/6/11

時明り棚引く雲の絶へ間より月あだめきぬ誰を誘ふ 09/6/12

漂ひて付いて離れて根無し草 然れど水脈引き固く結びて 09/6/13

うたた寝の夢から覚めて夕風にしばしまどろむ乱れ髪かな 09/6/13

眠れずに夜の静寂に身を委ね 水脈引く星に抱かれ給ふ 09/6/14

自由などやはり何処にもありはせぬ いぃやあるのさ心深きに 09/6/16

白雨に爪先染みて乙女子の 駅舎駆け込む息弾みゐし 09/6/16

墨染の夕べの野辺に浮かぶ灯は 恋こがれ燃え燻る蛍火 09/6/16

雨打のあぢさゐはなほ 雷に打たれ忍びて彩ふ頃なり 09/6/16

肌寒き水無月の夜ぞ人恋し かの懐を想ひ添ふるや 09/6/17

梅雨寒の窓より夜風忍び入る ひとり寝の吾を慰むが如 09/6/17

幾千夜を夢追ひゆかばめぐり逢ふ 君恋しらに月を待ち侘び 09/6/18

静夜に良き歌紡ぎゆく人の次なる歌を心待ちにし 09/6/18

歌重ね心重ねて夜を重ぬ いつしか君は心深きに 09/6/18

短夜を歌連ね行く愉しさに 心浮かれしはじまりの時 09/6/19

夏の夜の仮初の夢に君立ちぬ 差し伸ぶ指をすり抜け消ゆる  09/6/19

本歌取りその意味さえもわからずに参加決定!楽しそうだし・・ 09/6/20

夕涼みそぞろ歩けば灯り消ゆ はかなき夢の恋蛍かな 09/6/20

六月の風に仄聞くピアノ音にひとりしづかに心解けぬ 09/6/20

歌詞寄せては返す細波のうたかたの如結ぶことなし 09/6/20

夏の夜の匂ひを連れて時の雨 蛍火は消え我が身燃え尽き 09/6/21

「本歌取り」見事詠みたるお方ゆゑ 共に詠みたし「うたのわ」の縁 09/6/21

短夜に別れを告ぐる夏至の雨 逝く日々想ひ心そぼ降る 09/6/21

歌好きな吾子は六月十五日 十五になりて「尾崎」シャウトす 09/6/22(本歌取り)

ひぐらしの余韻に浮かぶ走馬灯 あの夏の日の君の横顔 09/6/22

譲らないふたり選んだ道ならぬ恋のゆく末いばら道でも 09/6/22(本歌取り)

降りしきるこの世儚み蝉時雨別れ路ゆけば後ろ髪引く 09/6/22(本歌取り)

最後の日君と眺めた遠花火 記憶の糸を手繰り寄す日々 09/6/22(本歌取り)

ひとひらの言の葉君のもと離れ誰が胸の奥言霊となる 09/6/23

潮風に熱冷ましをり湘南のひと夏の恋泡と消えゆく 09/6/23(本歌取り)

光彩を放ち言霊天翔けて夕立となり心降り頻く 09/6/23(本歌取り)

恋破れただ過ぎる日々永遠の様な気がした遠き夏の日 09/6/23(本歌取り)

一目惚れ「また逢えたらな」車窓から想ひ飛ばしたまだ青き夏 09/6/23(本歌取り)

夕空に伸びて溶け込む凌霄花の地に降りてなほ色香漂ふ 09/6/26

君は空 突き抜ける青 にじむ茜 時に届かぬ漆黒の闇 09/6/26

鳥歌ふ立ち並むビルに里山に 所変はれどひとつ心で 09/6/26

茜さす君がおくれげ風に揺れ ゆく水無月にたゆたふ心 06/6/27

三日月の宵にこぼるる君の名は・・おぼろおぼろに月のみぞ知る 09/6/27

闇の夜にすっと水脈引く一筋の流星のやう君の存在 09/6/27

傷ついた夏姫深く胸に抱く今夜私は雄々しき海に・・ 09/6/27

有明の山の端白み鳥歌ふ 露を湛えし花はほどけぬ  09/6/27

袖の雨かわく間もなしにはたづみ流れ流れて行方も知れぬ 09/6/28

君待ちて眠れぬ日々のため息は日毎夜毎に淵となりぬる 09/6/28

斯くながらともかくもさて横たひて眼閉じれば朝は来るらむ 09/6/28

わが胸の満ちてこぼるる愛しみをふと手を伸べて君掬ひ上ぐ 09/6/30

夜ぞ更けてしとと降る雨心入る月なき窓にひとり佇み 09/6/30

歌ことば漫ろにひとり口遊みちりばめ棄てぬ歌の残骸 09/6/30

計 75首

ネット上とはいえ初の歌会に参加し、口語体や感じたままの素直な歌

というものに興味を覚えた。まだ人の手によって大変なご苦労の元の

歌会だった。ネットではありながら人と人との繋がりの良さもその反面も

実感した。

「本歌取り」というものを知った。

贈歌機能で見知らぬ人と近くなっていき、歌が楽しくなってきたころ。

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