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2009年9月の投稿

ゆく九月

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葛(くず)の花が散歩道の葦原の陰に咲いていた。

お隣の静岡県掛川市は「葛布(くずふ)」で有名なんです。

この花の茎の部分の繊維で作る布。バッグなどは高級品です!

根っこのでんぷん質は「葛根湯(かっこんとう)」として有名ですが、

解熱の漢方薬となります。また根っこは葛粉(くずこ)として

葛餅も良く知られていますよね。

・・・と偉そうに説明なんかしちゃってますが、この花の写真を撮った時には

これが何という花なのかさえ実は知らず、検索で知った俄か知恵であります。

そんなすごい花なんだ・・・と、散歩道は宝の道だなんて思った次第であります。

 

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散歩道に今一番たくさん咲いている花はやっぱりコスモス。

普通の花弁は8弁のものが多いんですが珍しく5弁のコスモス。

誰かが花占いした途中かな?とも思ったけど、どう見ても形よく

5弁になっているのでそうでもなさそう。白って言うのがまた綺麗!

 

今日で九月もおしまい。いろんなことがあった九月だったな、としみじみ。

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墨の香

久しぶりに筆をとりたい気分の秋の午後

墨を磨りながら、歌など捻りながら心豊かな時間

身体も心もだいぶ強くなってきたのかな・・・

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硯(すずり)

羊毛筆

太筆

水差し

雅印

印泥

 

こんな道具たちがまた味わい深くて手に馴染んでいて大好きなアイテム。

できれば旅の途中などで思いがけず一目惚れの硯などに

出会えたらなぁ、なんて思ってはいるけど・・・今は旅すら夢のまた夢。

風に溶け入る墨の香がほんのりと部屋に広がり

何ともいえず心落ち着いていく

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  すみのかをほのかにききしあきのごご

  つたなきうたをしたためおりぬ

 

拙いのは歌ばかりじゃないけどねッ(笑

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  しらつゆにまくらぬらしてわがおもい

  しずとくちなむはなになぞらう

 

先日うたのわに上げた歌。

恋歌なども詠むけど実のところ真似だったり、空想、妄想が多くて・・・

やはり花鳥風月を詠み込むのが合っているのかな、などと。

 

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備忘録~ 入院9日め(術後7日め)~退院

09.9.16(水) 晴れ

本当はこの日退院しても良いと言われていたけど、日がらが良くなかったので

当初の予定通りとなったということは昨日の日記にも書いた通り。

6:00 起床 朝食前に体重測定をしてみた。入院時より5kg減のまま! 

7:00 朝食

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ご飯 200g、味噌汁(白菜、油揚げ)、笹かまぼこ、ほうれん草の磯和え

(ほうれん草、人参、海苔の佃煮)、早生みかん、牛乳

625kcal 蛋白質24g

笹かまぼこは悪阻の人たちにも案外食べやすかったと評判だった。

 

8:45 退院診察、抜鈎

     内診。膣と子宮の繋がっている部分を切り離し、膣の先端を縫合して

     あるためその部分の状態を確認。異常なし。

     抜鈎とは抜糸と違って糸ではなくホチキスのもうちょっと太いもので

     切った部分をとめていたのでそれを取り除いた。全部で20個。

     ホチキス状のものの写真を撮らせてもらえば良かったとあとで思った。

     取り除く前にお腹に貼ってあった防水のテープを一瞬で剥がしとり、

     もっと痛いかな?と思っていたけど案外どうってことなかった。

     ホチキス状のものはヨードチンキを傷口に塗ってから大きなピンセット

     みたいなもので取り除くんだけど抜糸なんかよりも痛みを全く感じること

     はなく、ただ取り除いている途中に院内のピッチが掛ってきて電話しな

     がら半分気がそっち行っちゃってるのかお腹の傷を一緒につまんじゃっ

     たり抜く角度がちょっと引っかかりを感じるような・・・先生、電話終わって

     から抜いてくれればいいよ、と言いたかった。

     無事に終わってほっとして病室に戻る道すがら(5mほど)、

     「ん?もっとツッパリ感がなくなるはずじゃ?」

     と思い、看護師さんに質問。そのツッパリ感はおそらく中の傷の糸が

     溶けるまでは残るだろうとのことでした。そっか、そんなもんか・・・

     抜鈎したらなんだか傷が裂けるような気がして咳払いやくしゃみができず

     できるだけ避けるように咳が出そうになると直ぐにお茶でのどを湿したり

     くしゃみがでそうになると鼻をつまんだり、バスタオルで鼻と口を覆ったりと

     腹圧が掛るのを極力避けていた。今こうして書いてる時に5回ほどくしゃみ

     が出たけどやはり腹圧が掛らないよう心がけてしまう。まだちょっと怖い。

     頼んであった診断書が出来上がったというので1階にある窓口に取りに

     行った。階段を使って行ったけどだいぶ楽になったように思った。

9:30 主治医回診

     青い分厚い入院カルテを数人分カートに乗せて二人の医師がやってきた。

     ちょっと手術のことなど事細かに聞こうかな~、なんて思っていたのに

     「気をつけて退院!」の一言だけだった。あれ?そんだけ??

     一緒に来られた看護師長さんに

     「先生、冷たくないですか?ま、相変わらずですけど・・・それにしても

     初めての回診で一言はないですよ~」

     とグチッておいた。

12:00 昼食 残り少ないこの上げ膳据え膳のありがたき食事もあと3回かと

     思うと残さず食べなくちゃ、とか思う。

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ご飯 200g、クリームコロッケ(カニ)、うざく(うなぎ、きゅうり、酢生姜)、

のっぺい風煮物(里芋、椎茸、人参、大根、小松菜・・あんかけ)

745kcal  蛋白質21g

 

13:00 シャワー その後、体温と血圧測定

      体温37.0度 BP118/82 シャワー直後で体温も血圧もちょっと高め

 

午後は退院の準備。今晩までに必要なものだけ残してあと要らない荷物は

今日少し家へ持って行ってもらおうと仕分けしたり着て帰る物の皺をちょっと

伸ばしておこうなんて思ったりしながら、ふと退院の目途の立たない同室の

人たちのこともちょっと気にかかって途中でやめてしまった。

それでも悪阻の人たちはいつかきっと嘘のようによくなって退院して行くんだろう

けどもう一人のおばあちゃんは食道から腸まですべての検査を半月の内、毎日

のようにしながら溜まっていく腹水を抜いたり温存したりしながらその結果をひた

すら待ち、退院したい、家に帰りたいと呟く・・・。ちょうど義母と同じくらいの年代

なので余計に気がかり。

18:00 夕飯

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ご飯 200g、厚揚げ肉詰め、海鮮ビーフン(キャベツ、ピーマン、赤ピーマン、

えび)、即席漬け(小松菜、かんぴょう、ふじっこ昆布)

653kcal  蛋白質28g

最後の夜は眠れなくてもいい、と安定剤はもらわずに寝てみることに。

やはりなかなか寝付けない。同室の人もみんなそれぞれに寝返りや小さなため息

などが聞こえてくる。眠れないんだなぁ・・・。時計を見るたびあまりに進んでいかな

い針についため息をつきたくなってくる。それでもうとうとしている時間もあったのだ

ろうけど。入院最後の夜のことは前にも書いたと思うけど、毎晩お産があって分娩

室に一番近い部屋だった私たちはいつもバタバタに悩まされていた。

先に書いたおばあちゃんもまた眠れなかったようで夜中にうなされてベッドに

つかまってガタガタ震えたり・・・検査続きで退院の目途も立たず入院疲れが出て

しまっているんだろう。

 

紫のまだ明けきらぬ東窓あらゆる空を飛びゐしツバメ

やはらかき真白きベール霧の森声のみぞする姿はいづこ

ビードロの紅透きとほり秋の陽はほほ笑む君のやうにたゆたふ

秋津とぶ色なき風を刺し綴る夕の調べを指揮せむ如く

様々な人間模様垣間見たこの十日間に今夜ピリオド

 

09.9.17(木) 晴れ

それでもなんとか朝はやって来るものでついに退院の日はやってきた。

見飽きた病院食の最後の写真をあげておきましょう!

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ご飯 200g、味噌汁、ししゃも、キャベツの煮浸し、ヨーグルト

家に帰ればこれだけの食事を誰か作ってくれるということももうない。

とても有り難くかみしめて頂いた。美味しかった・・・。

しかし大好きなししゃもにも身体は拒否反応を示すのか、アレルギーは

一気に全開!両二の腕、腕、ひざ、脇~背中に発疹が広がり見る見るうちに

広がり繋がってゆく。悪阻の友に笑顔で見送ってほしかったのでにおいの強い

かゆみ止めの薬を塗るのは限界まで我慢してみた。それでもかゆみと闘ううち

に発熱がしてきたのでやむ無く塗ってしまった。

かゆみ自体は退院3日ほどまでで治まったけど発疹はいまだ皮膚の奥に赤紫

の痣のように残っている。おそらく徐々に薄くなって消えて行くのだろうけど。

ひとりめを出産した後(22年前)も全く同じ状態だった。出産、手術などをきっか

けに体質に大きな変化があらわれるのだろうか?

 

入院手続きの窓口に会社や保険会社に出す書類を出しに行き、

入院費用の請求書をもらった。会社の女の子が急いで手続きしてくれて

高額医療の限度額適応認定証というものを退院に間に合わせてくれたので

10日間の入院と手術の費用で自己負担額は9万円だった。入院時には一切

お金は持っていかなかったので病院のATMで降ろして支払いを済ませた。

 

10:00 夫、義母が迎えに来てくれて無事退院となった! 

 

たった10日間だったけど抗ガン治療、帝王切開、悪阻、検査入院・・・

たくさんの方たちと同じ時間を過ごし、たくさんの話をし、お見舞いに来る方などを

含め様々な人間模様を垣間見たというのか人生の縮図というか入院生活というの

は色々と考えさせられる時間だった。病から学ぶこともあるものだ・・・。

病院というのは病気を治す場所ではあるけど長くいれば居るほど心が病んで行く

場所でもあるように思う。決して長居する場所ではない。とはいえ目途の立たない

入院生活をやむなく過ごさざるを得ない人たちの方が実は多いのかもしれない。

そんな中でも救いはベビールーム。入院時たった2人だった赤ちゃんが退院時には

ついに13人にまで増え少子化とはとても言えない満杯状態だった。お産の人は病人

ではないので個室以外の人はどんどん元気になって赤ちゃんを連れて幸せいっぱい

で退院していく。日本中の病院がこの病院のようだったら少子化は過去の話になる

のにな、などと。

 

来週28日から仕事復帰するため今日は5カ月ぶりに美容院に行ってすっきりした。

術後初めて車の運転をした。今まで運転をしたいと思わなかったけど、そろそろ

慣れておかなくちゃ仕事にも行けないし・・・ま、案外どうってことはなかった。

買い物もついでに済ませ重い荷物もついに持ってしまった。こんな風にある日

突然すっかり元に戻るものなのだ。それが健康というものなのかもしれない? 

 

長い長い入院日記を読んで頂きありがとうございました。

過ぎてしまえば忘れてしまっても良いようなことがほとんどなのでしょうが、

子宮筋腫と告げられた方、手術を勧められて迷っている方にわずかでも参考に

なる部分があればいいなと思う。

思えば子宮筋腫とは長い付き合いだったけど、手術すると決めてからはあっと

いう間だった。毎月の月の日の辛さを考えれば思い切ってやってよかったし、

きっとこれから先にそう実感するんだろうと思っている。

 

このところ里の景色は変わらねどその吹く風に深む秋知る

初物もただ坦々と食べすすむ病院食の青きミカンよ

病室の気を浄化せし見舞い花刻一刻としなだれてゆく

人生の縮図のごとき病室の人流れゆく時の狭間に

さまざまな愛を抱きしめ病棟は二十四時間うごめいている

秋の陽はなんてやはらか一枚の絵画のやうな今朝の窓かな

 

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備忘録~ 入院8日め(術後6日め)

09.9.15(火) 雨

6:00 起床 安定剤を夕べ23:00に飲み、5時間で切れたので4時からずっと

     朝を待っていた。待っていた朝というのもさして珍しい朝ではなかったけど。

6:35 採血 何もこんな早朝に採血しなくっても・・・検査室が混まないうちに?

     ってまだ検査の方も出勤しないんじゃ?早朝血の値が肝心なんでしょうね。

     って勝手に納得。

     体温36.7度、BP106/68 脈拍75(久しぶりに測定したような気がする)

7:00 朝食

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ご飯 200g、味噌汁(白菜、油揚げ)、あさり佃煮、

切り昆布の炒め煮(昆布、人参、油揚げ)、牛乳

680kcal  蛋白質23g

 

9:30 先に退院した友が受診の前と後に訪ね退院後の様子を聞かせてくれた。

     家に帰ってしまうと家族に期待されてつい動き回ってしまい出血してしま

     うと言っていた。そっか、極力私はまだ動けないぞというアピールをした

     方がよさそうだ、ということを学んだ!とんだ入れ知恵??イイノ、イイノ。

      

     段々書くこともなくなってきた・・・というほど退屈にもなってくる。

 

12:00 昼食 

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ご飯 200g、ボイルウインナー(しめじ、にんじん、椎茸、ピーマン、ウインナー)

カミカミサラダ(胡瓜、人参、大根、胡麻、さきいか?)

ミネストローネスープ(なぜかスパゲティ入り)

りんご

718kcal 蛋白質25g

カミカミはなんだろう?と思いきやどうやらさきいかのようだった。

へ~!とは思うけど、なぜ?とも思った。

なぜかスパ入りのミネストローネもちょいと疑問。炭水化物攻撃?

珍しい麺類ではあるのでご飯の方で調節することにし、2割のみ食べた。

もったいない限りでありますが・・・・。

 

13:00 シャワー 

毎週火曜だけ隣の市の病院から助産師さんが助っ人として来ることになっている。

その日はお産も入っていなかったし、昔、一緒に仕事をした気心知れた方なので

午後はず~っと長話。

入院中に歩いて体力回復させることは大切だけど、効果的なのは階段の上り下り

だよ、ということだったのでおしゃべりが済んでからさっそく実行。結構きつかった。

院内というのは段差が何処にもないけど家の中は段差だらけだからそれに対応

できるよう足腰の力をつけなくちゃいけない、と。なるほど専門家は奥が深い!

 

18:00 夕飯

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ご飯 200g 

さわらの風味

漬け焼き

五目煮豆

酢のもの

 

635kcal

蛋白質 24g

 

 

 

夕飯を食べながら同室の友とおしゃべり。

さきいか、セロリ、ふじっこ昆布を適当な大きさに切ってタッパーに入れ

半日くらい置くと一品できるよ!と教わったので書き留めておいた。

そんな切るだけ、混ぜるだけ、みたいな一品大募集・・・だったけど、

なにせ悪阻の人たちからはあまり積極的に食べ物に関する話は聞き出せなかった。

 

21:00 消灯

実につまんない日記となって参りましたね・・・・・書いててもかったる~くなってきた。 

 

なだらかな遠き山々狭霧抱き墨の絵のやうに淡く仄めく

しとと降る雨に打たれし白萩の枝たをやかや花もたわわに

雨残る窓に滲みし街の灯のかすかに揺れて秋の風見ゆ

ひと雨がひと秋つれてやって来て街に里にとそっと置いてく

その昔敬老の日って決まってた「の日」の意味など考えている

 

この日の歌を読み返してこの日が雨だったことを知る。

やはりどんな些細なことも書き留めていかないと忘れ去ってしまうな・・・ 

 

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備忘録~ 入院7日め(術後5日め)

09.9.14(月) 晴れ

6:00 起床 体温36.2度

     安定剤の力を借りたにせよ初めて6時間半の睡眠を得る!

     すっきり感たっぷりの朝でした。

7:00 朝食

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ご飯200g 

おひたし

(白菜、小松菜、

シーチキン、胡麻、

おかか)

しそ巻き

牛乳

572kcal

蛋白質22g

案外カロリー高い?

 

ま、ご飯の量以外は朝ってこんなもんかな、という感じ。

朝、主治医が部屋を覗き、

「痛いのはガマン!」

と言いながら立ち去りそうになったので急いで引き留め、

「残念ながらもう痛くありませんよ、先生(得意げ)」

「お!そうか?じゃ、あさって退院な!」

え~、予定より一日早く?わ~~い!!大喜びするも部屋のカレンダーを見れば

「仏滅」の文字が。私は今までの人生厄年なども気にしたことがなかったけど

義母の顔が浮かんだらなぜか勝手に気にしてしまって当初の予定通り、翌日の

17日を退院日とする。あとあと何かあるごとに言われちゃいそうだったしね~。

看護師長さんより退院指導あり!

*退院後一週間は入院生活と同じように寝たり起きたりの生活をしながら徐々に

  元の生活に戻しましょう。

*退院後診察までは浴槽に浸かるのはやめておきましょう。

  公衆浴場も性交渉もダメ。

*車の運転は長時間に渡らなければ差し支えありません。

*重いものを持つのはお腹に負担がかかるので止めましょう。

*職場復帰は退院後一か月ごろとしましょう。

*退院後に生理2日目くらいの出血があった場合、38.5度以上の熱が3日以上

  続く場合、お腹の激痛があった場合は様子を見ないで救急外来でも

  よいので診察を受けましょう。

などの注意事項を聞いた。退院した翌週の月曜日から仕事復帰するつもりだった

けど会社に一週間延長をお願いした。実際身体はそんなに早く復帰できる状態で

はなかった。

 

12:00 昼食

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ご飯 200g

豚カツ

サラダ

(レタス、ハム、

人参、胡瓜)

煮物

(じゃが芋、人参

厚揚げ)

サマーオレンジ

856kcal

蛋白質 28g

ものすごいカロリー!日に日に上がっていくような気がする。

もう寝てないで体をどんどん動かしなさいよとの無言の忠告のようだ。

そうはいっても一万歩歩くわけにもいかないし、院内は広いようで狭いので

やはり摂取カロリーを抑えるのが手っ取り早いとカツの衣を丁寧に剥がし、

更に苦手の脂身を取り除いてわずかなカロリーダウンを図った!

 

診察も下火となり面会時間の始まる前に売店にリップクリームを買いに行った。

家に置いてきてしまって在り処もわかってはいるんだけど説明が面倒だったので

思わぬ出費ではあったけど・・・。

あの病院には売店前にちょっと珍しいドリップコーヒーの自販機がある。

通院時は必ず帰りに買って帰っていたけど、入院中はその前に立ち止まって

飲みたい気持ちと闘いながら退院したら・・・と我慢していた。あれはウマイ!

午後は歌など捻っていたかな・・・・忘れた。 

 

16:20 シャワー

18:00 夕飯

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ご飯 200g 

厚焼き卵

(わかめ入、

おろし添え)

茄子味噌煮

白菜のスープ

胡瓜ぬか漬

624kcal

蛋白質22g

 

あとは寝るだけの場合こんな食事は理想的!

 

21:00 消灯となるが、カーテンの中で密かに今夜だけはとTVを観た。

      「ブザー・ビート」というちょっと珍しいバスケのドラマ。

      息子が観ていたのでつい主人公の恋の行方が気になって。

抗生剤、貧血の薬、安定剤を飲む。薬漬けのワタクシ~。

 

立ち去りぬ人が心に置く歌は秋の陽の中やさしく揺れる

小鳥来ぬほつえに朝の風つれておのおの歌ふそれぞれの歌

痛みなきことの喜びこの上なし今望むこと何ひとつなし

良き歌は授かりしもの無防備なわれに天より降りて来るもの

失ひしものは戻らずおとなひしものは拒まずわが糧とせむ

 

   

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月影

入院中の備忘録を書き飽きたので ちょっと休憩・・・

夕べ詠んだ歌をひとつ

Fullmoonよるべなき このみにしろきつきかげぞ

くものまにまにさやけくおりぬ

 

「寄る辺なき」だなんて なんて美しい句なんでしょう。

うたのわは素敵な歌を詠まれる方がいっぱいでプロフェッショナルな世界です。

そこから心にすとんと落ちる美しい句を拾い集めては自分の歌に取り込みながら

まるでもともと自分の生みだした句であるかのような顔をして歌を詠む私って

どうにかならないでしょうかぁ?

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備忘録~ 入院6日め(術後4日め)

09.9.13(日) 晴れ

体温36.6度 血圧ももう測定を忘れられるほどとなった。

外の傷はほとんど痛むことはなく、中の傷の引き攣れ感のみ残る。

ベッドの上で正座して友人に手紙を書き、病院の外にある売店の向こうのポストに

出しに行った。入院して初めての外気に触れた。日曜なので外来患者はなく、

インフルの危険性も低いかな・・と。

AM3:30に安定剤を飲んだので10:00くらいまで眠かった。

朝食前に体重測定をしてみた。入院時の測定から5kg減っていた!

何とかキープして退院して見せる!!と心に誓い、楽しみが一つ増えた感じ。

 

7:00 朝食

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ご飯 200g

味噌汁

納豆

味噌ヨーグルト和え

牛乳

 

625kcal 蛋白質21g

 

毎回ご飯の量が多いので減らしてもらうよう訴えるけど受け入れてもらえず・・・。

これはしっかり食べてその分動け!とのことだろうと思ったけど胃拡張だけは

避けたいし、5kg減の体重もキープしたいし。

結局ご飯は7割のみ。

 

11:20 シャワー

12:00 昼食

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ご飯 200g

(相変わらず)

サーモンステーキ

もやし梅肉和え

かき玉汁

マスカット

580kcal 

蛋白質24g

 

これはご機嫌なランチだった!やっぱり魚が好きだなぁ~♪

なんていって・・この夜背中に蕁麻疹(じんましん)が出て、ナースセンターへ

行き塗り薬をもらう。抗ヒスタミンだと思うけどさすが病院の薬。一塗りで

激しいかゆみがスーッとなくなった。これはお宝の薬!ケチケチ使わなくちゃ、と。

やはり魚に反応したかな・・・。アレルギー体質だから仕方ない。

 

14:00~ 家族の見舞いでしゃべりまくり疲れた。

18:00 夕飯

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ご飯 200g 

宝袋

(豚肉、野菜含め煮)

南瓜煮

かぶの和えもの

 

750kcal 

蛋白質20g

 

 

 

栗カボチャでほくほくしてて甘く美味しかった~。

この宝袋はいつか家でもやってみよう!じんわり美味しい。

なんだかどんどん元気になってきて病院食で家ごはん用のメニュー研究など

したりして。私ってやっぱ元気だよなぁ、としみじみ思う。

夜は抗生剤(フロモックス100mg)、貧血の薬(フェルム305g)、安定剤

(マイスリー5mg)を飲む。

朝まだき露に彩へる草の花あまりてなどか心澄みたる

息災は云ふに及ばずさればとて病に学ぶことの多かり

この高き空に心を投げ上げて行方見つめて過ぎる秋の日

おのおのがしばし耽りて物思ひ空調のみの午後の病室

本日は日曜お見舞いラッシュにて笑いっ放しが傷のリハビリ

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備忘録~ 入院5日め(術後3日め)

09.9.12(土) 曇り

6:00 起床 看護師さんがあいさつしながら一人一人のベッドの周りのカーテンを

     開けて行く。それまではおとなしくしてしてるけどたいていいつもその時間を

     待ち望んでいる。

     硬膜外麻酔が昨日で取れてから徐々に中の傷が痛みだし、寝ても起き

     ても座っても歩いてもどうしていても痛くてたまらず朝から痛み止めを

     お願いしていた。それでも何していても痛いなら何かしなくちゃ気が紛れ

     ないので、いつものように顔を洗ったり、用を足したり、朝昼夕に配られる

     日本茶の水筒を洗ったりして過ごす。

7:00 朝食

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ご飯 200g

味噌汁

おろし和え

高野豆腐含め煮

牛乳

619kcal  

蛋白質23g

ご飯を7割くらいと

おかずを全量

食べる。

 

      今朝から抗生剤の錠剤を毎食後三回飲むよう処方される。

      同室の一足先に手術をした方が退院して行った。まだ痛そうだったけど

      私服に着替えた表情はもう病人の顔ではなかった。私も早く素敵に退院

      してゆくのだ!と心に誓った。

10:00 ロキソニン(痛み止め)をもらう。だいたい30分ほどで効いてくるので

      効いてるうちに少し寝ようと思い、夜寝ずに昼間からぐ~すか寝ていた。

11:20 初シャワー! シャワールームの入り口に予約ボードが設置してあって

      前後に予約の入ってない枠で食事にさし障りのない時間を朝予約して

      おいた。 初シャワーはどれだけ手間取るか分からなかったので

      お昼前の誰もあとに予約のない枠を選んだ。一枠は20分。

      傷の部分は防水テープで覆われているので全く見えなかった。

      シャワーも多少ぬるめで弱めに出したので傷に障ることもなかった。

      やっぱり全身洗うとすっきりする~!

      それにしても鏡に映ったお腹は20cmもの物を取ったにしてはさほど

      凹んだ感じもしないんだけど・・・どうして??

      あとで看護師長さんと話す機会があって質問してみた。

      師長さんも子宮がんのため摘出手術を受けた経験があるそうで、

      摘出した部分は腸や膀胱が陣取るので空洞のままということは無い

      ということで、結局は今まで押されていた部分が在るべき状態になる

      だけのことだからお腹が引っ込むことはないそうだ。残念・・・

      お腹の中の傷も外の傷のようには早く完治しないそうで、お腹という

      ものは三層になっていて一層ずつそれぞれ縫い合わせていて、それ

      ぞれが溶ける糸で縫ってあるので一ヶ月くらいは引き攣れ感が残る

      のだそうだ。そりゃ痛いわけだ・・・

12:00 昼食

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ご飯(エビピラフ)

200g

チキンカツ 

野菜のスペイン風

トマト煮

バナナ

864kcal 

蛋白質25g

 

急にカロリーアップでビックリ。

寝ているだけなのにこんなに食べたら大変だ!ということでご飯は3割のみ。

チキンカツも衣を取り除いて苦手な鶏皮と脂身は取り除いて食べた。

午後やっと便通があった。6食分がお腹に溜まっていて正直辛かったけど、

なんでも薬を使って対処というのもためらわれたので様子見をしていた。

自然にその時を迎えてホッとした!

全身麻酔というのは身体に多大なストレスを与えるらしいので余分な薬は

もう使いたくはなかった。私の身体はものすごいスピードで快方へ向かっていると

信じて。

午後になっても痛みがぶり返してこなかったのと洗濯物を家族に渡しそびれた

こともあって病院に設置してある洗濯機と乾燥機を回してみた。TVカードで

使用できる。各200度数。ま、コインランドリー並みなのかな、と。

もともとTVは観ないんだけど退院して行った友がくれたので使ってみようかな

という気になった。

午後は短歌などを捻ったりして過ごした。一向に痛みが来ない。いい感じ!

 

医師、看護師がお産や急患などのない時はひとつひとつの部屋を回って

雑談に花を咲かせる。おそらく患者さんの気を紛らわせるためと、コミュニケ

ーションの一環だろうとは思うけど。自分の時間というものがあっても良いのに

と頭が下がる想い。でもそんな貴重な時間には質問攻めにするという私の悪い

癖も発病する。

同じ子宮を取った仲間でお腹を開いてみたら卵巣も腫れてたので一緒に取った

という方はどうして腫れてしまうのか??腫れている中身はどうなっているのか、

など。卵巣の中を調べると髪の毛や爪などが入っていることが多いらしい。

それは何かと言うと口や鼻から入ったものが卵巣へ溜まるということではないら

しく、卵巣と言うのは元々人間の元である卵のある場所で何を思ってかそこで

髪の毛や爪を形成してしまうのだそうでそれが増殖すると卵巣自体が徐々に

大きくなってしまうということ。何ともグロテスクな話だけど実に生身の人間に

誰でも起こりうるごく自然なことのようで人体の不思議というのはまだまだ奥が

深そうだ!

入院生活はこうして未知の領域に思いがけず興味のわく貴重な時間だとも

思った。私の大好きな言葉の一つ「人生に無駄はなし」があるけどまさに

そんな感じかなぁ。

 

18:00 夕飯 夕飯の写真を撮りそびれていたことにあとで気づいた。

ご飯 200g、焼き鮭(鱒のような感じ?)、胡麻和え、けんちん汁

584kcal  蛋白質31g ご飯7割、おかず全量食べた。

 

もう強い痛みが出ることは無くロキソニンとも縁が切れた!

採血の結果はHb11台だったので貧血ということもなかったけど持っている分を

飲み終えたら終了ということで毎晩1カプセル飲み続けることに。

夜の体温が37.0度だったので氷枕をもらう。術後ずっと氷枕をしていた。

夜も寝つけないため退院するまでは安定剤を出すと言われ飲み続けた。

夜の眠りは自然治癒力を高めるからと。

 

21:00 消灯

 

病窓に深みゆく秋探し見て外気触れたし身を案じつつ

久方に髪を洗へば彩雲の身を浄むればさやき風立つ

やうやうに痛み薄れて歩みゆき計ればしばし空喜びし

その指の先より出でしプロ意識優しき時も厳しき時も

秋風にゆふべの雲は雨となりわれの指先慕ひて尋ぬ 

 

 

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備忘録~ 入院4日め(術後2日め)

09.9.11(金) 晴れ

6:00 起床 歩けることが嬉しくてナースセンターの隣にある身長体重計へ

     ん?1kg減のみ~~??なぜだ!

7:30 朝食

2 

五分粥 300g

味噌汁

ごま煮浸し

甘口でんぶ

牛乳

ねり梅(袋入り)

403kcal 蛋白質17g

 

 

 

お粥は健康な状態でも時々作って食べるほど好きなので苦にならず完食!

8:45 痛みが出始めてきたためロキソニン(ムコスタ[胃薬]同包)飲む。

10:00 ホッとタオルで体を拭く。

10:30 部屋移動 その間、元同室の二人は順番に帝王切開へ!

      同室の方は、二人が重度の悪阻、一人は腹水の検査で今は

      婦人科入院中、もう一人が私と同じ子宮摘出後の方。

      この方は外来受診時待合室で隣り合わせた時からの同胞となり、

      今回もずいぶんお互いを励まし合っていた心強い存在。

12:00 昼食

2_2 

全粥 300g

さんまの蒲焼風

炒め煮

うどん汁

減塩梅干し

リンゴ

 

617kcal 蛋白質20g

 

 

炭水化物が多いかな・・と思ったのでうどんは一筋のみ食べただけ。

だいぶ人間らしい食事になったなぁなどと思った。

12:30 痛みを感じながらもついに硬膜外麻酔外される!

     「先生、痛いからもうちょっと麻酔お願いしたいなぁ・・・」

     「ガマン!」 ん~、冷たいなぁ、もう。

背中に絆創膏を貼られ、最初のシャワーの時に自分で取りなさい、と。ハイハイ・・

食事と食事の間は実に退屈で同室の方との語らいが何よりの楽しみ。

しかしながら重度の悪阻の方には食べ物の話などは禁句で、はみがきや

8×4系の類も使うことをためらってしまい、最低限にしか使うことができなかった。

悪阻の辛さは重々知ってるだけに・・・

PMガス出た、と。日記に時間までは記されておらず。一安心!

14:00 家族訪問

      病院の面会時間は14:00~19:00の5時間のみとなっている。

      その間はお互いの家族との屈託のないおしゃべりの時間。

      犬、猫の様子などを聞くと早く家に帰りたいなぁ、としみじみ思った。

16:30 生食、抗生剤の点滴が取れて、晴れて自由の身となった!!!

      身体に何も管が繋がっていないということの解放感は味わったことの

      ある人にはよ~くわかると思うけど、あれほど嬉しい瞬間は無い。

17:30 もう一度ロキソニン(痛み止め)を飲む。

      この痛み止めを欲しいと看護師さんに訴えた時、

      「先生に痛み止めを出して下さい、って頼んだんだけど、カルテに

      『ガマン』って書いてあっただよぉ・・どうする?痛いよね・・・」

      「え~~、先生イジメだよね・・・痛いです。こっそりください、お願い

      します」

      なんつ~先生だ!ま、わかってはいたけど・・・

2_3 

ご飯 200g  

ソースマリネ

中華風サラダ 

しめじと昆布の当座煮

606kcal 蛋白質28g

やっと正常食!

それにしてもどんどん

カロリーがあがって

いく。

 

      

      7割がたで止めておいた。せっかく入院前に胃が小さくなったのに

      入院中にまた胃拡張になっては嫌だと自分でセーブしてみた。

20:30 安定剤(良く眠れるようにと)服用

21:00 消灯

      ん~、良く眠れた!

 

今宵また天つみ空を星渡り遙か野末に蟲の音響く 

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備忘録~ 入院3日め 手術翌日

09.9.10(木) 晴れ

7:00 術後初めて水を飲む。

*採血

入院前から常用していた薬の再開。貧血の薬(フェルム305mg 1カプセル/日)

10:00 点滴、硬膜外麻酔以外の管がすべて外れ、多少身軽になる。

      ベッドの上で体を起こして座る。ホッとタオルで体を拭く。

13:00 はじめての歩行。 看護師さんの付き添いでトイレまで行く。

      そこから翌日AM11:00まで蓄尿(めんどくさいかったなぁ)

(決められた場所に毎回採った尿を入れて24時間の尿の量を調べるんだと思う)

18:00 はじめての食事 下に写真あり

      夫、長男が見舞いに来る

19:00 弾性スットッキング脱ぐ許可が下りる

21:00 消灯

まだ硬膜外麻酔が効いているため、痛みらしい痛みは感じることがないため

寝返りもベッドの上で座ることも歩くこともさほど苦にはならない。

「ガスが出たら教えて下さい」

と術後から言われているが一向に出る気配もなく、何度も聞かれると焦る。 

Photo

 

9/10 夕飯

重湯

牛乳(温)

ブイクレス(飲料)

洋風スープ(コーンスープ風)

ソフトエット(ババロア風)

335kcal  蛋白質11g

 

 

流動食だけど思いの外味がついてて8割がた食べた。

あまり美味しいものではないはずなのに美味しく感じた。

やっぱり私は根が健康体なんだなぁ・・・などと実感。

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備忘録~ 入院2日め 手術当日

09.9.9(水) 曇り  手術当日

夕べの安定剤はよく効いてそれでも3:20に切れてか目が覚めてからは一睡もできず。

朝から絶食、水のみ9:00までOK

6:15 看護師さんに呼ばれて処置室で浣腸を・・

     「自分のベッドで15分は我慢してね!そのあとトイレに行ってそのあと

      シャワー浴びておいて下さいね」

      とのことでしたがベッドでじっとしているとそのことだけに集中してしまうので

      廊下を歩きまわっていることにした。でも歩くだけの振動で危うい感じに

      なるので結局ベッドに戻ろうと引き返すうち15分どころかほんの5分で

      限界はやってきてトイレへ!それでもすっきり感があるならOKとのこと

      だったので

7:00  シャワーを浴びた。しげしげと鏡に映るお腹を見つめた。次にこのおなかを

      見る時には大きな傷があるんだなぁ・・・などと。

7:30  生食(生理食塩水)の点滴始まる。

      病室の友とおしゃべりしたり、本を読んだり、うたのわに歌を投稿したり

      して過ごす。特にお腹がすくとか、緊張するとかいうこともなく静かに

      時間だけが過ぎて行く。

      術後の静脈血栓塞栓症予防のため両足に弾性ストッキングをはく。

11:30 家族(義母、夫、娘、実家の両親)が来る。

      入院前に子供たちから借りたそれぞれのお守りのブレスレットと

      友達からもらったフクロウのお守りを持って手術に臨みたかった。

      でも手術室へは何も持ち込んではいけないということでやむなく

      病室の枕元へ置いていくことに。

      家族はみなどこか不安げだったけど私を気遣って笑顔で話してくれた。

12:00 看護師さんに連れられて手術室へ

      家族とは扉の前でお別れ。「緊張してる?」と聞かれたけど全く

      そういう感覚は無かった。

手術室の扉が開いて中にもう一枚扉があった。その扉が開くと大勢のオペ室の

看護師さんと麻酔科の医師がいた。

ストレッチャーのような細いベッドの上に上がるよう言われ、その上で病衣を脱ぐ

よう言われた。厚めのキルティングの布を胸から下に掛けられた。

左下に体位を変えられ、背中を丸めひざを抱えておへそを見るような格好に

なり、背中に硬膜外麻酔のチューブを入れられた。ハンマーで叩くような嫌な

感覚が背骨に響いた。そして上を向くと主治医が右側にいて

「今日は何の手術をしますか?」

と質問されたので

「腹式の子宮摘出手術です」

と答えた。おだてなのか何なのか医師も看護師もみな

「お~!(心で拍手)」と。

「では始めます。」

の主治医の声を聞いたのが最後であとはまったく記憶がない。

一体いつの間に全身麻酔が入ったのだろう??

14:30、目が覚めたら病室に戻っていて家族がベッドの周りにいて笑顔だった。

12:00~14:00前で予定の2時間より少し早く終わったとのことだった。

娘が一番近くにいて手をしっかり握っていてくれたのでホッとした。

涙がこぼれた。子供たちが最初に命を宿して育んだ場所がなくなってしまった・・

「子宮見たよ。綺麗だった。」と娘。

指を切って血が出るだけでも卒倒しそうな娘が・・・写真撮っといたよ、と言う。

娘の写真はいまだに見ていないけど、医師の撮ったスケール付きの写真をみた。

摘出した子宮は20cm。筋腫は二つがくっついてしまって一つになったもの

7cmくらいのが一つとあとは5cm、3cmくらいのもの、全部で3つあった。

実物を見た家族は随分堅そうな筋腫だったと言っていた。

 

術後の痛みはほとんどなかったけど、酸素マスク、尿管、背中に挿した硬膜外

麻酔の管、両足にはめられた血栓防止のポンプの機械の管、生食の点滴、血圧、

心電図、血中酸素測定機などとりつけられ全身拘束状態。

動くことが可能であれば寝返りも可能ということだったので背中のチューブだけに

気を配りながら寝ダコ予防のため寝返りを心がけて打っていた。

まだ麻酔が効いているせいか、ただの眠気かうとうとしていた。

私が落ち着いていたので家族は17:00に帰った。

酸素マスクは3時間でとれた。まだ起き上がることはできない。

ただ横になっているだけで痛みもないため、うとうとしたり目を覚ましたりを

繰り返し「ヒマだなぁ・・・」と感じた。

BP(血圧)90/50(通常110/60) 血中酸素95~97(正常値95以上)を推移。

以上、病床で綴った日記より。

 

病棟の窓より眺むる白壁の白極まれり今日は佳き日と

時待ちてただあてもなくロビー来し枝垂れ零るる白き花見む

曇り窓に行き交う燕眺めをりせわしき動く世など思ほゆ

ドクターとナースの集う朝の窓強き眼差し冴えとよむ声

夢に落ち夢より醒めし命あり今生きている生きていること 

 

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備忘録~ 入院1日め 手術前日

09.9.8 14:00 入院窓口へ入院手続きの用紙を出し病棟からのお迎えを待つ。

*部屋に入る前に身長、体重測定。

*4人部屋に案内され、病衣に着替える。

*血圧、体温を計る。

*手術とその後の入院生活の説明を担当看護師より受ける。

*荷物を引き出しなどに収め10日間の生活の場を作る。

同室の方は11日に帝王切開を控えた妊婦さんふたり。お産の人は病人じゃない

のでなんだかほんわかした雰囲気の良い部屋!入院に付き添ってくれた夫と娘も

特にすることもないので家に帰った。15:00

病室の友と懐かしい看護師さんと得意のおしゃべり三昧。

*その後、看護師さんにより術部の剃毛。

*弾性ストッキングの採寸。足首周りを測ってひざ下長のバレーボール用靴下の

  ようなものを渡される。

*薬剤師さんがやってきて今飲んでいる薬の有無を確認。

*麻酔科の医師がやってきてごあいさつ。特に気になることなどないかの確認。

*夕飯・・・ま、普通食完食。下に写真あり。

*禊のごときシャワーを浴びる。

*寝る前に良く眠れるよう安定剤、麻酔のための胃薬を飲む。

  9時消灯。安定剤はものの3分で効いてきて、ふ~っと眠りに落ちた。

  ところがどっこい切れるのも早く、3時に目覚めてしまいそれからの長いことと

  言ったらなかった。病床で待つ東雲はそれほど感動的なものではなかった。

手術の前日に入院する意味は・・・食事、水分、禁酒、禁煙、睡眠、その他諸々の

体調管理と翌朝の浣腸、などにあるのでしょう。それと怖気づいて逃げ出さないよう

心の準備を整えるためでもあるのかな?な~んてことなど考えたりして。

Photo  

18:00 手術前夜の食事

白米200g

照り焼きチキン

胡麻和え

煮物

657kcal 蛋白質28g

 

野菜の多い食事だなぁ・・・これって消化したかどうかのうちに無理やり

出されちゃう物だよなぁ。だけど術後は流動食だし・・・有り難く頂こう、っと。

心の中のひとりごとは尽きなかった。 

 

秋ゆけば月待つ時のいとたのし欠けゆく月もまた美しき 

澄める夜の月ほの白く優しかり君のこころのやうなゆかしさ

月星は取るに足らないこの想ひそっと掬ひて眠れと諭す

吾のそばで娘の歌ふ鼻歌もこころの隅にお守りとして

何もかも五感に刻みゆったりと深呼吸する今朝の秋かな 

 

 

 

 

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深む秋~退院後一日目に

10日間の入院生活は昨日で終わった。

病院からの帰り道は妙に懐かしく、家が近付くにつれ辺りの景色の移ろいなど

車の窓から探していた。気持ち的に長くはあったけど実際はたったの10日。

そう変わるはずもなく、それでも夕方犬の散歩に出た時にはその風に多少

秋の深まりを感じた。

 

昨日は義母の提案で家で家族と実家の両親とで夕食会を開いていただき、

久しぶりににぎやかな夕げとなった。

病院は4人部屋だったけど二人は悪阻、一人は義母のような年齢の方で

それぞれに合わせたメニューなので語り合えるというわけでもなくどこか

お互い遠慮がちに黙々と食事をしていたので、夕べの会は久々に屈託のない

楽しい食卓で本当に嬉しかった。

 

退院前日の抜鈎(抜糸のようなもの)の時のヨードチンキに反応してか、

両手足、特にひざの上下と二の腕の内側に発疹が出てしまい、かゆみ止めを

頂いたほかは飲み薬もなくこれといって要注意の箇所もなく無事退院できた。

 

昨日は久しぶりに夫の運転で買い物に出た。いつもの店なのにとても広く感じた。

普段から良く歩いていることもあって足には自信があったのにお年寄りにも

抜かされるほどの歩調でしか歩けなくなっていてそれでいて疲れてしまう自分に

体力の衰えを感じずにはいられなかった。

家に帰ってもお昼ごはんの片づけで台所に立っていてもなんだかくらくらして

しまって多少出血もあったため大事を取って午後はずっと寝ていた。

 

入院最後の日は大変な夜だった。この日本の少子化どこ吹く風の病院では

連日連夜お産続きでその日も看護婦さんたちが真夜中に走りまわるほどだった。

お陰で分娩室に一番近い部屋にいた私たち4人は一睡もできなかった。

また同室の義母と同年代の方は8月末からの検査続きで疲れ果て、

「家に帰りたい、私も退院したい、手術するかもと先生に言われた」

と繰り返し呟き、夜中に怖い夢を見たと言ってベッドの柵につかまりガタガタと

震えていた。看護婦さんたちは忙しそうだし、悪阻の人たちも睡眠不足だと

朝から不調だし、私がなんとかしなくちゃ、と何故か使命感に燃え最後の夜を

おばあさんに心傾けながらついに一睡もできなかった。

ま、多少は寝たかもしれないけど。

 

そんなこんなで家に帰っても義母に甘えてばかりで少し家事をしては座り、

ちょっと歩いては寝たりまた起き出したりとのんびりと過ごしている。

手術を決めた時には医師から退院後即仕事復帰可能と言われていたけど

何せこれでは車の運転すらできず、仕事以前の問題だらけ。

のんびりとはいえ少しずつ心がけて動く時間を増やしながら体調を元に戻して

行こうと思う。

また、入院生活については別枠で書き綴って行こうと思っている。

はじめて子宮筋腫を告げられた人たちへ、子宮摘出手術を決めかねている

人たちへ何かの参考になったら・・・と。

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入院生活最後の夜に

これが入院生活最後のお昼ご飯、夕ご飯・・・
とカウントダウンの上げ膳、据え膳を
噛み締めつつ頂きながら
いよいよ明日の午前中に退院となります。

みなさんには励ましのコメント、メール、
うたのわへの贈歌をたくさん、たくさん頂き
全てをパワーにし、すこぶる元気になりました!

明日コメントのお返事まとめていたしますね!

今夜はさっきまで同室の友と語り合ったり、
先生や看護婦さんを取っ捕まえては
おしゃべりしまくり多少疲れたので
最後の夜は早く眠れそうです。

おやすみなさいZzz

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病床より

家に戻ってゆっくり書こうと思い、こと細かに手帳に綴ってはいるけど、今日は気分も良いので携帯電話からひとこと日記を!

今日は義母が訪ねてくれて長話をした。
義母はほぼ毎日来てくれて心配ばかりしてくれる有り難い存在。

今日は手術の日を振り返り、私でさえ見たくない摘出した子宮の話をしてくれた。
実は本人のものでありながら当の本人には未公開物体のまま闇に葬られるのでありまして、残されたものはそのグロテスクな写真のみ(非公開にしますのでご安心を)でありました。
やはり現物見せられなくて正解、というより何故あれを誰かに見せる??と疑問のみが残るのであります。
義母がいうには
「あんた、あ〜んなもんをよくお腹ん中入れて生活出来たね。重かったらぁ?何キロあっただいね・・・大変だったねぇ。」
と。一気に20cmもの大きさになったわけじゃないからさほど感じなかったけど見せられた者にはかえって辛く感じたのだろう。

私の身体にはあらたに20cmの傷が刻まれた。

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秋うらら

Dvc00045_2   

イチモンジセセリ

 

大好きな秋の蝶

 

綺麗というわけではない

けどズームなしで

ここまで寄っても逃げない。

そんなところが好き。 

 

 

Dvc00044 

 

 

回覧板を置きに行ったら

お隣の横庭に元気良く

咲いていた。琉球朝顔?

毎年この時期に咲く。

肉眼で見るともっと

濃い紫色なんだけど・・ 

 

 

 

  

Dvc00027 

 

散歩道でよく見かける

鷺の足跡。

爪先から爪先まで

15cmくらいはある

でっかい!

たぬきの足跡も

い~ぱい。

犬の足跡にしか見えないけど

 

 

Dvc00033  

 

   

 

 

ここのところの夕焼けは

胸にしみる・・・ 

 

 

 

 

 

 

Dvc00025_2                                    

 

 

 

 

月もやわらか・・・

 

 

 

 

 

 

  

Photo 

 

 

 

 

 

 

 

 

PCソフトにて・・

 

 

 

 

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俳句「春夏秋冬」

ここ数日は朝夕の風が肌に冷たく感じるほどに秋がひたひたと

浸透して参りましたね。

今日は「ハイクブログ」というサイトにあげた俳句2,248句のうちの20句を

ブログにまとめておきたいと思っております。

ハイクブログは2005年6月より参加しておりその年の秋ごろから

livedoorへ管理が移り、というよりも現在は不法地帯の如きサイトに

なっています。が、今は荒らしらしい荒らしもおらずとても穏やかな

場となっていて大変居心地が良いのであります。

今年の1月に俳句の師である方に2008年に詠んだ1,000句の中から

11句を選んでいただきブログで紹介させていただきました。

http://bonjour-pooh.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-65cc.html

が、今回は自選した20句を紹介させていただきます。

ハイクブログに当時管理者がいた頃に採用していただいた自作の短冊に

乗せた句で大変カラフルなため、目がしばしばするかと思いますが

どうぞご覧くださいませ!

ちなみに短冊につけたお題は花、鳥、風、月、茶、雨、入道雲、猫、雪うさぎ

だったかな・・・。

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