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灯籠流し

若かりし頃、会社の友達5人で北海道旅行をした。

楽しい旅も終え、地元の駅まで無事帰った私たちは

家までのタクシーの中、耳慣れぬラジオの声を聞いた。

何やら大勢の方の名前を読み上げていた。

運転手さんに尋ねると

「飛行機が落ちたらしいよ」

と教えてくれた。

私たちもさっき北海道からの飛行機を降りたばかりだったので

ぞっとして顔を見合わせたことを今でもはっきりと覚えている。

家に帰ると会社から電話があり、すぐに会社に来るようにとのこと・・・。

長い夏休みに招集がかかるとはよほどのことがあったのだろうと

旅行気分もどこへやら飛んでいった。

みな夏休みを満喫中、とるものもとりあえず駆けつけたといった風。

工場長の話が始まった。

 

今日は日航機墜落から23年。

23年前の今日、東京から大阪へ飛ぶ日航機が御巣鷹山に突然墜落したのだ。

その便に我が社の社長が乗り合わせていたのでした。

その日は、グリコ・森永事件の終結ということで社長は急遽大阪へ飛ぶことになった。

予定していなかった便をキャンセル待ちの形でやっとの思いでとった女性社員は

自ら職を退いたと聞いたのは後の話だった。

 

わがハウス食品の社長はとても温厚な方で

新しく立ち上げたばかりの静岡工場には

何度か足を運んでくださり、そのたびに

私たちのような一事務員にもさりげなく

声かけをしてくださる気さくな方でありました。

23年前の今日、社員全員が社長の死を悼み

グリコ・森永事件の犯人を恨んだものでした。

 

時は流れ、結婚・出産で社に別れを告げたものの

今でもこの日のことは忘れることはできない。

夕べは群馬県上野村の神流川で灯籠流しが

行われたとTVは伝えていた。

2008081100000066yomsocithum000  

 

 

Yahoo!ニュースより

画像お借りしました。  

その幻想的な光景にそれぞれの

忘れえぬ深き想いがあり、

また私たちの心にもめぐる想いがあるのです。

 

合掌・・・

 

黙祷・・・

Haiku_2

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

そんな事があったんですね!
もう。。23年なんですか・・・

子供ながら大変な事がおきたんだぁ~
と思っていたのを思いだします。

投稿: しゅう | 2008年8月12日 (火) 11:42

そうだったのですか。
会社の社長さんが運命のあの飛行機に。
今日はご遺族の方達が御巣鷹山に朝から
登山をしているとのラジオを聞いていました。
               合掌

投稿: 海の子 | 2008年8月12日 (火) 13:48

しゅうちゃん、こんにちは
そっか、しゅちゃんはまだ
ちっちゃかったんだよね。
520人もの犠牲者を出した
あの事故に家族だけでなく
私のような想いもあるのだ
ということをお知らせしたくて・・
坂本九さんも同じ飛行機でしたね。

投稿: 恭子 | 2008年8月12日 (火) 14:53

海の子さん、こんにちは
暑い最中山へ登る方たちの想いを思うと
胸に来るものがあります。

世間がお休みでチケットも取りにくい中、
飛行機を選び大阪へ飛ばなくてはならな
かったあの事件の終結宣言さえなかったら・・と悔やまれます。

御巣鷹山へ足を運んだことはありませんが
毎年この日を迎えるとあの日のこと、社長
の笑顔などを思い出します。

投稿: 恭子 | 2008年8月12日 (火) 15:00

まさに運命の巡り合わせ。いろんな事が複雑に絡み合っていろんな事が起こるんですね。生きているだけでめっけもの。生きている素晴らしさに感謝しなくてはいけませんね。

ウチの方の灯籠流しは戦没者の慰霊で行われます。ひっそりと静かなイベントです。

投稿: つかまん | 2008年8月12日 (火) 16:54

つかまんさん、こんばんは
ようこそいらっしゃいました!
先日はありがとうございました。
GUCCIIさんの幻想的なオーロラの写真を
早速見に伺いました。
またつかまんさんの日記へもお邪魔しますね!

あの事故はグリコ森永事件の犯人の仕業・・
とも言われましたよね。

灯籠流しはもともと霊魂を鎮めるような
意味合いがあるのでしょうね・・
ひっそりと静かなものなのでしょう。

投稿: 恭子 | 2008年8月12日 (火) 19:47

前いただいてたメールが残っていたので来ちゃいました(^^) 大丈夫だったかな??
23年前の飛行機事故。恭子さんの身近にそんなことがあったんですね。驚きました。  私は3歳だったからその日の事は覚えてなくて後のテレビで知ったくらいだけど、旦那は家族で動物園に行っていた日だそうです。 子供ながらに衝撃だったと言っていました。灯篭流し。テレビで見ました。上手く言えないけど。それぞれの思いの灯火。なんか涙出てきちゃいました。

投稿: ぷっち | 2008年8月12日 (火) 20:22

ぷっちちゃん、こんばんは
そ~だった・・・ごめんね。
あのメールしてすっかり忘れ
かえってたっけ・・。
よかった~、メール残ってて。
メッセージありがとね、ぷっちちゃん!

そっか3才かぁ、さすが若いなぁ。
人それぞれの想いを乗せた灯籠は
どこへ流れてゆくんだろうか・・・

事故や病気は運命なのかね。
もしも自分にもそんな日が仕組まれている
としたら・・・そう思ったら
毎日毎日を悔いなく生きること、
誰かの記憶の中に自分の笑顔を残すこと
なんてつい考えてしまうね。

投稿: 恭子 | 2008年8月12日 (火) 21:01

久しぶりです。この日航墜落のニュースは私も大変ショックでかじりついて聞いていました。ちょうど娘が3歳で可愛い盛りで出かけるまえに、おしゃまな声で「おとたん、いてらっは~い」というもんで、私のようにお子さんがいるのに残して亡くなられた多くの人の気持ちはどんなに辛かったか考えると胸が締め付けられる思いでした。

投稿: ジュピター | 2008年8月15日 (金) 11:47

ジュピターさん、こんにちは
そうですよね。日航機の事故も
今日の終戦記念日も考えさせられることが
多い日ですし、そういう日であるということ
を語り継いでゆきたい日でありますね。

投稿: 恭子 | 2008年8月15日 (金) 12:02

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