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芭蕉

中学生のころ、英語を習うようになった私に、父が

「Free care caws to be come miss not」

と書いた紙を見せ、

「習った単語ばかりだろ?読めるか?」

と言った。

中学一年の頭でも文法的に変だということは

一瞬でわかったけど、じゃ〜何だ?と言われても

なんなんだ?と首がカクンと左に曲がったまま・・・

おまけに両手のジェスチャー付き。

 

芭蕉・・・気がつけばその句に心奪われていた私。

小学生の頃、

「古池や 蛙飛び込む 水の音」

という句をきき、

古池=お化けが出そう

蛙(かわず)=カエルじゃだめなの?

水の音=それがどうした。。。

と思いながらも気になって気になって仕方がなかった。

 

そんな記憶が根底にあったため、

父の変体英文の疑問が ふと解けた!

 

それをきっかけに私の中で芭蕉への底知れぬ

興味がふつふつふつふつ〜っと湧き出で、

学校の図書室、市の図書館で芭蕉の文字を

探しては手に取り、訥々ながら読み耽った。

旧仮名遣いの美しさ、理解不能な言葉の羅列に

意味のわからぬまま惹き込まれたのでありました。

 

そして俳句に触れる授業では身を乗り出さん

ばかりの勢いで食いつき、先生を引かせた。

 

今夜はBSだったかな?「その時」とかいう番組で

芭蕉の特集をやっているところを

絶対的チャンネル権を持つ夫からリモコンを奪い、

チャンネルはそのままで 見入らせていただきました!

家族一同、私の芭蕉への想いに巻き込んだのであります。

 

かねてから居間でPCを叩いている私。

ネット俳諧を愉しんでいるのもよく知っているので

ま、その想いを理解してくれているようでした。

 

俳諧に心を注ぎ、ぶち当たり、悩み、想い、苦しみ、

旅に出、歩き、詠み・・・・・・

悠久の歴史の中で 変化を遂げるもの、

その両極を十七文字の中に詠み込むという世界感。

見えないもの、聞こえぬものを心で感じとる鋭い感性。

あるがままを心のままに詠む飾らぬ心と、詠み過ぎぬ

間の美しさ・・・・・・ つい語りたくなってしまう 愛する芭蕉。

 

興味のない方にはゴメンナサイな日記でありますね。

 

とにもかくにも また芭蕉への愛を再確認してしまいました。

時を超えて・・・・・・・・

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俳句・短歌」カテゴリの記事

コメント

あれあれ形や動機は違うけれど、芭蕉に恋焦がれたのは一緒ですねぇ。(^m^ )

私は浮気ものですぐ芭蕉から一茶そして若山牧水、ベルレーヌなどと変わっていくのでした。父が6歳から百人一首を仕込んだせいかもしれませんね。

投稿: ジュピター | 2008年7月10日 (木) 02:52

恭子さんらしい。。。
いかにも文学少女というか・・・・
私とは正反対かもしれない

家族みんなが恭子さんの芭蕉好きを知って。。
テレビを見せてくれる・・・
いい家族ですね^^

投稿: しゅう | 2008年7月10日 (木) 15:35

芭蕉への思いの深さ並々ならぬものですね。
恋焦れる芭蕉様の思いなんですね。
上野の近くに深川の芭蕉旅立ちの像があるんですよ。

投稿: 海の子 | 2008年7月10日 (木) 18:57

ジュピターさん、こんばんは
一茶も大好きですよ。全ての生きるもの
への心優しき目を感じる句ですよね。
mixiではこんなに句を語り合ったことは
なかったですよね。なんだか今の方が
愉しいと思いませんか??

投稿: 恭子 | 2008年7月10日 (木) 21:13

しゅうちゃん、こんばんは
しょ、少女は無理があるんでないかい?ふふ!
良い家族というよりも私の芭蕉への愛が
強力なオーラを放ち、みんなを跳ね除けて
いると言ってもよいでしょう。
家族は皆、恐ろしくて私に逆らえない
のではないでしょうか~?ぷぷッ!

投稿: 恭子 | 2008年7月10日 (木) 21:18

海の子さん、こんばんは
まずは伊賀上野からワタクシも出発しとう
ございます!いつかあしあとの全てを
辿りたいです。愛して止まない私です。

投稿: 恭子 | 2008年7月10日 (木) 21:19

私は詩のほうにのめり込みました。
俳句・短歌の言葉に制約された情緒を
表現するよりも詩作で自由な言葉遊びをしてました。

どちらにしても言葉に対する思い入れは同じかな?

投稿: | 2008年7月11日 (金) 13:40

この文脈はあのだっちさんね!
こんばんは・・・
お互い超文型のようですね!!
言葉の魅力を心に重ねながら
ますます人として磨きをかけて
ゆきましょ♪

投稿: 恭子 | 2008年7月12日 (土) 00:51

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